2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

もう採決ですか

教育3法、16日の採決提案=与党 10日開かれた衆院教育再生特別委員会理事会で、与党は16日に教育改革関連3法案の締めくくり質疑と採決を行うよう提案した。野党側は中央公聴会を開くよう求めてこれを拒否。11日の理事会で再度協議する。 ここではほとんど教…

教育改革に必要なのは慎重さと合理的な判断だと思う

http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20061110/1163087610で紹介したことがあるが、藤田英典氏は、 (前略)それから今、先程ご指摘ありましたように、この問題は1980年代からあるいはもっと遡れば、公選制の教育委員会制度が任命制に変わったときからずっと問題…

テストに関する資料集

池田央 「テストの現在,そして未来」村木英治 「全米学力調査(NAEP)〜テストデザインと統計手法について〜」Henry Braun 「Value-added modeling: Using student progress to evaluate schools and teachers (付加価値モデル:生徒の学力向上と,学校および…

御破算型教育改革による断絶と無責任

保坂展人氏のブログに先日の衆議院教育再生特別委員会での様子が取り上げられている。 教育改革が叫ばれながら、4半世紀。その主要な問題点は、いっこうに改善されないままに、「制度いじり」が続く。本来は、教育現場での環境改善・充実として解決されなけ…

楽しい授業について 過去の経験から

楽しい授業について、http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070308/1173284800やhttp://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070316/1173979079で書いたままになっていたので、今回自分の過去の経験をここで書いて、コメントで書いたけれど、今読んでいる論文などもある…

全国学力テストと他の調査(PISA、NAEPなど)との違い

全国学力テストと、全米学力テスト(The National Assessment of Educational Program,NAEP)やOECDのPISA調査との違いは、調査手続きの厳密さと、調査結果の信頼性の高さ、裏付けとなっている理論の確かさの違いにあると思う。前者と後者の違いは非常に大き…

これから読もうと考えているもの

これからぜひ読んでみたいと考えているのは、『世界』6月号のマネジメントの観点からの教育再生研究会「教育改革の改革を――教育再生会議への7つの疑問」という論文。 マネジメントの観点からの教育再生研究会のメンバーは、河野太郎、後藤田正純、上野賢一郎…

過去との比較にどのような意義があるのか

http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070508/1178557492で引用した論文の中で、澤田氏は、 今回の全国学力調査には、知識・理解の多くの部分に過去の同一問題を積極的に出題してほしい。それによって、学力の推移を検証し、学力が本当に低下しているかを見る絶…

いつまでたっても変わらない

小学生、漢字の「書き方」苦手・テレビ視聴が影響か 小学生で習う漢字は「読み方」よりも「書き方」を間違えやすいことが7日、日本教育技術学会(向山洋一会長)の調査で分かった。読み方の平均正答率は小学 1―6年生(調査時点では小2―中学1年生)まですべて…

学力テストの課題

澤田利夫「望ましい全国学力調査のあり方」『指導と評価』3月号2007年より以下引用。 全国いっせいに行う学力調査では、事前の練習効果等に影響されないようにという配慮から、各年度の出題には共通問題が含まれないのがこれまでの通例であった。一九六〇年…

政治の季節の到来

【解答乱麻】政策研究大学院大教授・岡本薫 目標掲げない議論の愚 教育再生会議の第2次提言が今月出される。政策にかかわるマネジメントは(1)現状の把握(2)問題の原因の特定(3)具体的な目標の設定(4)有効な手段の選択・実施(5)結果の評価−と…

おしらせ

連休中は、コメント書き込みを凍結していましたが、今日からコメントの書き込みができるようにしました。今後も、よろしくお願いします。