2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

フランスにおける教育基本法改正のプロセス

タウンミーティングで内閣府が行った「やらせ」が問題になっている。今回は、フランスの教育基本法改正のプロセスについて少し書いておきたい。 ISBN:4172185797:detail このなかで、フランスの教育基本法改正について触れられている。そこで次のようなこと…

浅はかな教育改革

学力テストで予算に差 足立区教委、小中学校4ランクに 東京都足立区教委は、区立小中学校に配分する07年度予算で、都と区の教委がそれぞれ実施している学力テストの成績に応じて各校の予算枠に差をつける方針を固めた。小学校計72校、中学校計37校を…

短絡的な「反ゆとり教育」論

【正論】京都大学経済研究所所長・西村和雄 「ゆとり教育」廃止こそ子供を救う 最近、必修科目を未履修のまま卒業させようとしていた高等学校が全国の国公私立校の約1割にあたる540校にのぼることが発覚し、文部科学省が例外規定で生徒救済策を打ち出す…

新しいものを模索する

ISBN:4130513079:detail 「第4章 新しい時代にむけた教師の専門職性の再編」のなかでウィッティは次のように述べている。 教師教育に関しては、学校に基礎をおく養成と国が公的に規定する基準とが合わさって、周辺部分では多様な「局所的な」専門職性が生ま…

教育基本法改正案採決間近

教育基本法改正:与党、10日採決の構え 8日に公聴会????特別委 与野党は1日の衆院教育基本法特別委員会の理事会で、8日に教育基本法改正案の公聴会を開くことで合意した。公聴会は法案審議の最終段階に開かれるのが通例で、与党は採決の条件が整ったと…

学習指導要領とは何か

ISBN:4887131925:detail この中でアップル(マイケル・W・アップル)は次のように述べている。 カリキュラムは、国の行政文章及び教科書といったテクスト(texts)あるいは教室における実践という形で、なんらかの経験を経て姿を現すが、それは単なる価値中…

稲田朋美氏の質疑について

昨日の衆議院教育基本法特別委員会での稲田朋美氏の質疑について少し書いておきたい。 稲田氏は、教育基本法第十条の「不当な支配」について質問した。その際の当局の答弁はこれまでと同じことを繰り返しているだけであり、驚きはしない。もう一度教育基本法…

ここにも偽装問題が

教育基本法の賛成質問依頼か タウンミーティングで 9月に開かれた政府主催のタウンミーティングで、青森県教育委員会が内閣府の指示を受け、教育基本法改正案に賛成の立場の質問を地元の学校関係者に依頼した可能性があると、31日の衆院教育基本法特別委…