教師を「育てる」ことを考えるべき

教育再生関連3法案 「指導力不足」根絶へ

 「指導力不足」は根絶できない。指導力の不足しない教師は存在しないから。でも、教師は「成長する」。だからこそ10年後との講習ではなく、日常的に意図的に教師が成長できるようにすることをまず考えるべき。
 指導力不足と認定された教師が現場復帰できる割合が低いのは、教師個々人の側に問題があるだけではなく、実施されている研修に問題があると考えるべき。その問題を指摘しないのは間違っている。
 排除することを目的とし、そのための仕組みをいくら整備しても、教師が育たなければそんなものは意味が無い。
 導入されようとしている免許更新制度は、教師を育てない。そういうものを導入して何になるというのだろうか。