校長判断の愚かさ

JCが歴史教育アニメ 授業での上映依頼

 JCの作成したDVDの内容を批判するより、

「内容は一面的なところがあって多少違和感を持ったが、地元のJCは大切な存在だ」として受け入れた

という校長判断の愚かさを批判するべき。
 DVDの内容が逆のものであったとしても、教材として使用する場合に「一面的だ」と考えるのであれば安易に「地元の○○は大切な存在だ」という程度でそのDVDの使用を認めるべきではない。
 この程度の判断で教育の内容を決めるのであれば、教師など必要ないし、「教育の独立」「不当な支配」など議論する必要も無い。
 http://koyasu.jugem.jp/?eid=425で子安潤氏が

 教えようとする内容を批判的に捉える眼差しだけがそこに欠けている場合、すべては無に帰していく。

と指摘している。「地元の○○は大切な存在だ」という程度で教育の内容を選択するという校長の判断は、すべてを無に帰していく行為に他ならない。