子どもはよく見ている

高校生意欲調査:「出世意欲」、日本は断トツ最下位

 日本の高校生は米中韓の高校生よりも「出世意欲」が低いことが、財団法人「日本青少年研究所」(千石保理事長)の「高校生の意欲に関する調査−日米中韓の比較」で分かった。「将来就きたい職業」では、公務員を選んだ高校生が日本では99年調査より約22ポイントも減少するなど、米中韓に比べ、明確な目標を持てない日本の高校生の実情が浮かんだ。

 毎度お馴染みの調査の結果発表。大人が子どもを揶揄したり、罵倒したりして、自分たちを癒すためには必要な調査。

 将来就きたい職業(複数回答)では、日本は99年調査よりも弁護士や裁判官、大学教授、研究者の割合が低下。特に、公務員は前回の31・7%から大幅減となる9.2%だった。

というのを見て、子どもはよく見ているなと思った。

 千石理事長は「食べることに困らなくなり、今の高校生は『偉くなりたい』という意欲がなくなってきている。また、(従来『出世』と考えられてきた)職業に魅力や権威がなくなっている」と分析している。

というのを見て、大人はやっぱり子どもを見ていないのだと思った。

<高校生意欲調査>「出世意欲」、日本は断トツ最下位