いくらやったってダメなものはダメ

教育基本法改正案、今国会成立強まる 衆院委が来週可決へ

 よく、子どもが「昨日○○時間も勉強したんだ」というようなことを胸を張って言う。それでよくよく話を聞くと、大半は違うことに時間を使っている。それと同じことを国会でやっている。「もう80時間近く質疑を行った。だから採決しても良いよね。」と。
 でも、よくよーく内容を見てみると、教育基本法の問題はほとんど無くて、それ以外の話題に大半の時間が費やされている。いじめの問題も未履修の問題も文部科学委員会で集中審議でやればいい。それなのに、教育基本法特別委員会でやっている。与党と野党が共同して時間費やすための「やらせ」をやっているよう。
 いじめのもんだいも未履修の問題も重要だから、文部科学委員会で時間を十分にとって議論をしてほしい。そんなことは考えもしない。なぜか、特別委員会の質疑は選挙のための駆け引きだから。駆け引きに利用できるものは何でも利用する。まさに教育基本法は政争の具になっている。
 マスコミもマスコミで教育基本法改正の質疑の内容には興味がない。どんな採決が行われるのか。それが戦況にどう影響するのか。そこだけしか興味がない。
 できることからやっていく。今は、それしかない。