祭りの後

 祭りが終わった後,そのことを考える。祭りの間はいいけれど,それが終わった後どうなるのか。それを考える。大阪は祭りの最中だ。今のテンションが祭りの終わりとともに下がって,結局何が残ったのかという状況を生み出さないだろうか。
 日本の教育改革は祭りのようだ。いつもテンションだけは高い。鼻息も荒い。でも,そのテンションは続かない。テンションが下がると,その改革も続かない。
 冷静な議論がない。敵・味方,善悪,白黒。そうした図式でワイワイ騒いでいる。いつもそれだけ。そうした図式の中でしか捉えられない。議論されない。祭りの後がむなしいのは,そうした状況では相互不信と,相互批判だけで,議論して,積み上げられるものがないから。
 祭りの後。大阪の祭りは何を残すだろうか。