反省文書いたのにまだ反省が足りないって怒られた

【主張】ゆとり教育 まだ反省が足りぬ中教審

 http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20071031/1193765217で書いたけれど,中教審文部科学省が反省文を書いたのは,自分たちの責任を逃れるためで,結局は何も変わらない。
 そして,産経新聞のように表面的な変化,例えば時間の増減などにしか興味が無く,自分たちの主張に合えばそれで良しというのでしか教育行政を見てない。産経新聞などは,教育行政そのものが抱える問題は黙認して,組合などに責任を転嫁してきた代表のようなもの。
 産経新聞http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20060217/1140152620や,http://blog.livedoor.jp/kaikai00/archives/50078298.htmlなどで少し書いたけれど,アメリカで行われてきたことと,その結果を全く踏まえないで今回の中教審の方針転換を評価している。
 「ゆとり教育」路線がイデオロギーの産物であると見なし,http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070922/1190391320で書いたように,経済界からの要望や臨教審の答申などを視野に入れないで「ゆとり教育からの脱却」路線を安易に歓迎する。そうした視点でしか教育行政を見ていない。
 産経新聞が言う「反省が足りない」というのは,教育行政の抱える問題を見て言っているのではない。だから産経新聞が「反省が足りない」と言っても教育行政の体質はいっこうに改善しない。