無責任体質を批判しないでどうするのか

中教審:「台形面積」小学校に復活 指導要領改定、専門部会が了承

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 文部科学省の無責任な体質がよく現れている。削減したのが評判が悪かったから中教審で審議しましたということで削減したものを元に戻すことにした。それは文部科学省が責任を問われないようにしたいからやっているだけ。なぜそれがこんな風に報道されているのだろうか。
 教えるべき内容が次々と増えている。けれどもhttp://cala99.at.webry.info/200709/article_2.htmlで指摘されているように授業時数は実際にはほとんど増加しない。つまりは,授業時数の余裕はないのに教えることだけは増えているという状況になる。それは現状と変わらない。
 この一連の動向は,「ゆとり教育」について検証も行わず,問題も明らかにせず,単にこれまでの逆のことをやることにしましたというだけ。そうした無責任な教育行政をなぜ批判しないのだろうか。