正解は無いし、多様であっていい

 学校教育でも子育てでも唯一の正解は無い。正解があるんだったら親も教師も誰も悩んだり不安を感じたりはしない。学校教育でも子育てでも理想はある。でも、それは正解じゃない。いつでもベストじゃなくてベターであればいいと思う。そして、多様であっていいと思う。
 教育も子育てもスタートからゴールまで、子どもが失敗しないように手を引っ張っていかなきゃって思い込みすぎているように思う。最近では、教師や親の手もゴールまで引っ張ってあげなきゃと言わんばかりの感があって、常に正解から外れないように、失敗しないようにってびくびくし過ぎているように思う。教育や子育てが理想に縛られすぎているように思う。
 教育や子育ての理想を語らずにはおれない人がいて、その人もまた理想に縛られすぎていたり、なかなか解消されない不安を持っていたりするのだろうと思う。
 誰でも悩みや不安を感じている。だから、正解だっていうのを示して、みんなそれをやればいいというのじゃなくて、悩みや不安を聞いてあげたり、アドバイスしてくれる人がいて、みんなで試行錯誤しながらやっていくのがいいんじゃないかなと思う。