教員も学力不足!?

学力不足、先生も…中学英語教員の英検準1級「4人に1人」 高校は半数弱

 英語教員のうち実用英語技能検定(英検)の準1級レベル以上を取得しているのは中学で4分の1、高校では半数弱にとどまっていることが2日、文部科学省の調査で分かった。「ほぼ全員が達成」とする文科省の目標を大幅に下回った。生徒も中3で英検3級以上の水準に達したのは3分の1、高3で準2級以上なのは3割弱で、文科省の目標(4〜6割)より低かった。

 文科省が平成15年度末に策定した「『英語が使える日本人』の育成のための行動計画」では、教員に対し「おおむねすべての教員が英検準1級、TOEFL550点またはTOEIC730点」となるよう目指している。生徒については、中卒段階の平均で「英検3級程度」、高卒平均で「英検準2級〜2級程度」を目標にしている。