未だに増え続けている

[解説]4年制私立大学の定員割れ4割

 今の私立大学の状況は、バブル破綻後の企業とよく似ているような気がする。規模を拡大したことが今足かせとなっている。必要な改革は全く実行されず、その場しのぎの改革でここまでやってきた。また、本当に必要な情報もほとんど開示されてこなかった。大学経営者や文部科学省はそのツケを払うことになるだろう。
 無責任な人たちの見通しの甘さによってまた、多くの税金が注ぎ込まれることになるかもしれない。学生の質がどうのこうのと無責任にぼやく前に、こういう問題の解決にこそ時間や労力を割くべき。