教育基本法審議入り

　教育基本法の審議が始まった。本会議と教育基本法特別委員会の模様をインターネットの審議中継で先程見た。質疑の内容については会議録が作成され、見られるようになった時点で行うかもしれません。私にとっては不満のある質疑でした。
　教育基本法改正の理由として様々な教育の課題が挙げられています。それらの課題を解決するには教育基本法を改正する必要がないことを一つ一つ丁寧に根拠を挙げながら、課題をどう解決するかを提案していくことが必要だと思います。
　それは、教育基本法改正の理由を崩すことで改正の必要性が低いことを明らかにできること。さらに、そういう提案を行うことで議論が咬み合わないという状況を回避できること。根拠などをきちんと示しながら提案をしていくことで、精神論など抽象的な議論で反対されても、それは不毛な論議であり、反論になっていないことを明確にできると思います。
　小泉首相などは会期延長をせず、今国会中の成立を目指すと言っているが、議論の時間が確保できない状況で成立させることはこの問題をより複雑にし、対立を深めるだけだ。

（追記）今日の質疑について一つだけ。民主党の鳩山氏は「他国を尊重し」の文言について、「北朝鮮も尊重するのか」と質問した。呆れた。