この認識がいつまで通用するだろうか

知事「30歳超の教員合格者は疲れている」/「誤認」「侮辱」と労組

寺田典城知事は17日、春闘の一環として、雇用安定などを求める要望書を携えて知事室を訪れた連合秋田の長谷川秀夫会長らとの対談で、「(教員採用試験に)30歳を超えてから合格した人は試験勉強で疲れ切ってしまっている」「意欲ある人は30歳までに合格するはずだ」などと発言した。

 教員という職業の魅力が失われつつある中で、このような認識で人が集められるだろうか。近いうちにその認識が自分たちを苦しめることになるだろう。いつまでも教員を希望するものがたくさんいると考えていたら間違いで、慢性的な教員不足に悩む時期が来るという認識を持つべきだ。