「教科書論」無き教科書論

【金曜討論】「デジタル教科書」 宮川俊彦氏、梅沢由香里

【私も言いたい】「デジタル教科書」/「導入に賛成」は2割台

 この二つの記事を読みながらどうしても理解出来ないところがある。それは、教科書の話をしながら「教科書って何か」「教科書の役割は何か」「教科書はどうあるべきか」そういう話がほとんど出てこないこと。教科書について議論をしているはずなのに「教科書論」がない。おかしいでしょと思う。
 教科書について「どんな形がベストなのか」そういうところに議論を持っていかずに、ペーパレスだとか、効率的だとかそういう表面的なところでしか議論しないのであれば電子化なんておかしなはなしだし、紙媒体のイメージをいつまでも引きずっているほうもおかしい。