全国学力テスト依存症 その2

【主張】全国学力テスト 全員参加に戻し競い合え

 この社説を読むと全国学力テスト依存症の典型だなと思う。それは,

4回目の今年は民主党政権下で抽出方式に縮小され、市町村や学校レベルの学力比較ができなくなった。やはり全員参加に戻し、すべての学校、教師の授業改善に生かすべきだ。

来年度から新しい学習指導要領が小学校を皮切りに本格実施される。抽出では学校ごとの課題が分からない。全員参加で大いに競い合うことが望まれる。

というところによく現れている。
 全国学力テストでなければ何もできない。必要なことができないと嘆く。それがこの依存症の怖いところで,自分たちができることがないかと考えもしないし,自分たちができることをやろうともしなくなる。犬山市のような例はこれから現れないのかもしれない。
 全国学力テストに巻かれていれば安心。全国学力テストの船に乗っていれば安心。競争しているという気分にもさせてくれる。全国学力テストという偽薬。依存症になりやすい偽薬。早く直しましょう。