何を今更

「文科省なんか要らない」 朝鮮学校支援めぐり橋下府知事 - MSN産経ニュース

橋下氏は「(政治的な問題を)地方に任せるというのなら、全国学力テストの問題から何から全部こちらに任せてくれればいい。しんどい問題だけ振る」と、学力テストでは都道府県教育委員会の市町村別結果の公表を実施要領で禁止していることを例に、文科省の姿勢を疑問視。

 何を今更と思う。文部科学省が都合の悪いことが地方などに丸投げするのは前からやってきたこと。今頃になってそういう姿勢を批判しても遅い。
 全国学力テストのことに限っていえば,地方は犬山市のように独自のことをやればいいこと。必要な調査を行い,必要な対策を講じることはいくらでもできたこと。文部科学省の全国学力テストが自分たちの必要とするものでなければ,自分たちでやる。そういうことを言ったりやったりした地方の首長がどれだけいるのか。
 教育に関しては国とは別に自分たちが責任を持つ。だから必要なことを自分たちでやる。必要ならば文部科学省などに予算を地方に回すように要求をする。そういうことを地方の首長がどれだけやったのか。橋下知事に必要なのは文部科学省批判ではなく,自分たちにできることをやっていない自分たち地方の首長の姿勢を批判することだろう。