根本的な問題を議論しないのがおかしい

 朝鮮学校に無償化を適用するかどうかという問題について,根本的な問題についてほとんど議論しないのはおかしい。http://wakei.at.webry.info/201003/article_3.htmlでwakei氏は

 3月11日付け産経新聞(インターネット版)によると、政府は朝鮮学校への無償化を適用する方向になっている。これはごく自然な流れだろう。もちろん、私は何度かここで書いたように、外国人学校を除外するのは当然であると考えているが、産経や橋下知事朝鮮学校に反対する論理からして、その反作用として政府は賛成に廻らざるをえないと考えていた。
 橋下知事が、朝鮮はナチス国家と同じだとか、あるいは政府内でも拉致担当大臣が、拉致の制裁の一環として、というような理由をあげて反対している以上、政治と教育を一緒にするなという論理が優勢になることは目に見えていた。橋下知事の発言を新聞で読んで、「ああ、この人は、朝鮮学校の無償化を望んでいるのか」と思わざるをえなかった。もし、あのような発言が、無償化阻止に有効であると橋下知事が思っていたとしたら、あまりに無知というべきだろう。

と述べている。政治家が根本的な問題を議論せずに,政治と絡めた問題に議論を終始させている。それは,問題の根本的な解決にはつながらない。朝鮮学校に無償化が適用される,適用されないどちらにしても今後も同じようなことは起こり得るし,その時々で判断が異なるということになれば,不公平感は残るし,ダブルスタンダードと言われても反論はできない。教育の問題を政治と絡めてしか議論しない。それがこの国の教育をおかしくしているんだと言ってもいい。
 wakei氏は,http://wakei.at.webry.info/201002/article_9.htmlhttp://wakei.at.webry.info/201002/article_10.htmlhttp://wakei.at.webry.info/201002/article_12.html朝鮮学校に無償化を適用する問題について根本的な議論をされている。こううものを国会などでもっとやるべき。