政治が教育を利用するとき

 政治が問題を教育を利用して取り繕い,その場しのぎを行う。政治が教育を利用し,問題から目を反らす。結果,政治が冷静な対応をいくら考えていても,彼らはその教育の結果に手足を縛られ,冷静な対応ができなくなっている。それは彼ら自身が招いた結果であって,彼らの手足を縛るものを取り除く責任も彼ら自身にある。
 そうした姿を傍目に見ながら自らも同じような選択をしようとする人たちがいる。彼らは相当な自信を持って,同じような結果を招くことはないと言うかもしれない。でも,それは将来の結果を保障するものではない。政治が教育を利用し,将来において彼らの手足を縛るようなことになったとき,彼らはなんと言うだろうか。彼らは,その結果を一部の暴走する人たちの責任だと言うだろうか。
 政治が教育で問題を取り繕うとき,政治が教育で目を反らそうと考えるとき,その結果どうなるか。そこをよく考え,覚悟をすべき。