今年読んだものの中から

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 この本は,教育への視点を変えてくれた。この本の副題でもある「理論的応答」の必要性について改めて認識させられるものでもあった。理論的応答を欠きやすい教育問題の議論から抜け出すためにも,こうしたものがもっと前面に出てきてほしいと思う。

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 この本は,カリキュラム,教科書,教育行政について考えるときの拠り所としているものだ。アップルがこの中で指摘してる問題は,日本でも問題となっている。教育をめぐる「ポリティクス」について考える上でも大変参考になるものだと思う。

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 この本は,もっと早い時期にもっと多くの人の目に触れて欲しかったと思う。教育基本法が改正されようとしているときにこういうものがもっと前面に出ていればと思った。

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 この本は,教育改革というパフォーマンスのおかしさについて気づかせてくれるものだ。教育改革がいかに実証性のない妥当性のないものであるか。それを知る上で良い本だと思う。

教育と子どもの社会史

教育と子どもの社会史

 この本は,一方的な視点で語られがちな教育の歴史像から抜け出すために良い本だと思う。テキストとして作られているので読みやすい。教育を学ぶ学生にはお薦めの本。