なんとなく馬鹿げてる

教員免許の更新講習は「双方向評価」 文科省が方針

 教員免許更新制の導入に伴って09年度から始まる更新講習について、文部科学省は、受講した教員らに内容を評価させ、その結果を公表する方針を固めた。講習内容の充実を担保すると同時に、透明性を確保することが狙い。どの大学で受講するかは教員それぞれが選べるため、受講者の評価が大学によって明確に分かれる可能性がある。

 文科省の方針は、(1)大学側は、受講予定者の意見を事前に聴いたうえで講習の内容を決める(2)受講者には事後評価をさせ、その結果を公表する(3)2年目以降の受講対象者は、前年までの事後評価をもとに、どの大学で受講するのかを決められるようにする――といった内容。担当する教職員課は「混乱があるかもしれないが、講習を透明にすることが必要だ。面倒見のよさや、受講者と一緒に考える姿勢が大事で、講習の質を正面から確保する手段と考えている」としている。

 何度も同じことを繰り返し書いているけれども,免許更新制度が導入されていなくても同じことはできる。そして,この制度以上に内容のある成果の上げられるものになる。
 重要なことは,「講習を透明にする」とか双方向性ではなく,「育てる」という視点をきちんと持って「日常的に」できるようにするということ。日常的に行うことで,柔軟性もある負担も少ないものにできる。
 そういうことはやらないで,やっていますよと言うために,生き残るために必要だからとこういう「イベント」の導入が行われている。「イベント」では内容よりやっているというポーズが優先されるし,生き残るためには「教師受けする」ものが優先される。このようなことをする時間や労力は,もっと違うことに使った方がいい。