自分たちのための卒業式は別でやるのがいいのではないか

卒業式来賓、校長が選別 都立高 恩師も「お断り」

 今春の東京都立高校の卒業式で、恩師たちが来賓として出席できない事態が相次いでいる。式典で君が代斉唱時の不起立が問題になるなか、中村正彦・都教育長が昨年3月の都議会で、来賓について「校長が慎重に検討し、適切に人選するよう各校に指導する」と答弁し、校長が来賓を選別したためだ。

 卒業式は、子どもための式ではなく、教委や管理職、議員などの脳内だけで「教育的なもの」としてバーチャルな世界で行われているので、そういうのには一応付き合って、その後で自分たちのための卒業式をやったらどうだろうか。そのほうが、子どもにとっては良いような気がする。