犬山市教委の取り組みをきちんと見てほしい
http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070217/1171639122で取り上げたような報道によって、犬山市教育委員会が、全国学力テストへの不参加方針を示していることに対して、日教組などの影響ではないかとかという誤解や、学力テストへ参加しなくても大丈夫なのかという不安な声が上がっている。
犬山市教育委員会がこれまで取り組んできたことを、なぜ全国学力テストへの参加によって失わなければならないのか。犬山市教委の取り組みは、それこそ多くの教育委員会が学ぶべきことだ。その取り組みを安易に捨て去る必要は全くない。犬山市教育委員会がこれまでどのような取り組みをしてきたか。それをきちんと見てもらいたい。
犬山市教育委員会のこれまでの取り組みを知っていただくために、いくつか紹介したい。
検証・地方分権化時代の教育改革 教育改革を評価する―犬山市教育委員会の挑戦 (岩波ブックレット)
- 作者: 苅谷剛彦,山田哲也,内田良,藤田武志,松田洋介,安藤理,清水睦美,堀健志
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/10/05
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中嶋哲彦 「犬山市教育委員会による外部校長任用の試み」
児美川孝一郎 「地域教育改革の教育学的検証 : 愛知県犬山市と東京都の「改革」事例から」
加地健 「「学びの学校づくり」と犬山市の教育改革」
井深雄二 「地方分権改革と教育行政秩序の変容 : 愛知県犬山市の教育改革に関する一考察」
谷口篤 杉江修治 仲律子 「犬山市の教育改革に関する保護者の意識と評価 : 改革実施2年目と3年目の資料からの検討」