教育再生井戸端会議全く機能せず

いじめた生徒は出席停止に…教育再生会議が緊急提言へ

 教育再生会議という空っぽ諮問機関が「緊急提言」というものを出すという。それで内容を見てみると、これまで中教審等でさんざん議論し、提言されてきたことを、提言者の名前だけ変えて出してくる模様。こんなのが「緊急提言」とは、呆れてしまう。
 教育再生会議は、所属する役者も三流なら、台本もどこかから借りてきたものばかり、挙げ句の果てには批判されないように、こそこそと身内だけ集めて公演している。

官邸は有識者会議乱立、著名人多く出席率低く

 この記事によると、他の諮問機関も機能していないようだ。教育再生会議は税金と時間の無駄。早く解散した方が良い。
 この緊急提言に盛り込まれるという、いじめた子どもの出席停止というのは、いじめ対応で批判される教員や行政にとってはとても都合の良いもの。しかし、それは教員や行政の子どもへの無関心と無責任を推進するだけ。また、体罰の一部容認という流れになりそうなことも提言されているようだ。
 教育に限ったことではないけれど、責任を個人とか家庭とかそういう小さな単位に押しつけるようなことが推進されている。それは単に公的なところが負うべき責任を色々な大義名分をつけて放棄しているようにしか見えない。