安倍内閣組閣

 文部科学大臣伊吹文明氏、教育再生担当の首相補佐官山谷えり子氏ということのようだ。伊吹氏は労働大臣や衆議院の文教委員会委員長などの経歴を持つけど、積極的に教育について発言したのを見聞きしたことはない。
 この布陣を見ながら考えたのは、安倍首相が設置するという「教育改革推進会議」がリードをし、それを文部科学省は追認していくというスタイルをとるのではないかということ。それならば、政策を実行していくためには実務型の伊吹氏の文科相就任は適任ということなのかなと思う。
 「学舎に木枯らし吹いて冬到来」ってのを作ってみたのだけど、90年代から最近までの教育改革について、時々、失われた10年なんて言われることもある。これからの数ヶ月または数年間は、失われすぎた数ヶ月または数年間になるのではないだろうか。そう考えていると、学舎には過ごしやすい秋を通り越して、寒い木枯らしが吹いて冬の時代が到来したというのがイメージとして浮かんできた。