些細なことかもしれないけれど

心の偏差値もアップ

 些細なことで揚げ足をとるようなことはすべきではないのだけど、気になったので少しだけ。この記事で気になったのは、「心の偏差値」という言葉。この言葉を見たとき、「偏差値」という表現に違和感があった。
 偏差値を出すには、比較する相手がいなければならない。また、偏差値を上げるためには、必ず誰かが自分より下にいなければならない。
 心の偏差値を高めるためには、誰かが必ず下にいなければならない。心の偏差値を上げるということは、心を競い合うということ。そういう風に捉えることもできる。単に言葉の綾なのかもしれないが、「心の偏差値」という言葉は適切ではないような気がする。