絶対評価を入試に使うべきではない

消える推薦入試 公立高校

絶対評価は入試に使うな」で書いたことの繰り返しになるのでリンクしておきます。

 アエラ5月15日号「内申書がおかしい」では、学校によって基準がバラバラの絶対評価による内申が入試の選抜資料として使われる不公平を取り上げた。ライバルの立場から全国の公立高の動向をウオッチしている私学関係者は「内申が信用できないので、学力試験なしの推薦制度を廃止して、少しでも学力を見ることができる制度に変えるところが増えている。それが絶対評価導入による一番大きな変化だ」と警戒する。

 「絶対評価では、同じオール5でも、どの中学かでまったく学力が違う。内申と面接だけでは、とても選抜できない。特色化選抜は、独自問題により、学力というひとつのものさしで見られるから公平だし、いい生徒が早く取れるようになった」(県立高校関係者)

 こんなことで「絶対評価だからダメだ」なんて主張があるとしたら的外れな主張で、それは単に絶対評価について誤解しているだけだ。
 内申書になぜこれほどこだわるのか全く理解できないし、入試制度は行き詰まっているのにきちんと改善しない。完全に思考停止に陥っている。