この問題の本質

「生徒不起立は教員処分の対象」君が代問題で東京都教委

 記事によれば、

中村正彦教育長は、「学習指導要領に基づく教職員の指導が適切に行われていれば、考えられないこと。処分の対象になる」との見解を改めて示した。

ということだ。
 では、教育長や知事は「学習指導要領に基づく教職員の指導が適切に行われていれば、「学力低下」なんて考えられないこと。処分の対象になる」という見解についてはどう思われるか。こういうことはしないとおっしゃるだろうか。しかし、同じことなのだ。
 KOYASUさんのブログでも書いてあるが、知事や教育長の言っていることは、学力低下で処分するという見解と同じことだ。それがこの問題の本質ではないか。処分の根拠が学習指導要領にある限り、学力低下も全く同じことなのだ。
 ここで書いていることは詭弁だと批判されるだろう。仰るとおり詭弁だ。この問題で処分するということこそ詭弁なのだから。