いつまでこういうことを繰り返すのか
これは、子どもの卒業を祝う気持ちよりも自分のことが優先されている。
文書は「国歌斉唱時に起立するよう教職員に職務命令を明確に発するとともに、式の状況と職員の状況等を確認・記録し、報告してください」などとし、「国旗・国歌実施状況」「教職員の服務状況」「教職員への対応記録」の各報告書を文書で提出するとともに、式直後に電話報告するよう求めている。
このようなことをしていて心から祝うことなどできないだろう。教委から来る者も子どもたちの姿ではなく教員の方を向いているのだろう。
県教委学校経営課の梶川宏・校務指導監は「(マニュアルは)あくまで参考資料であり命令ではない」とする。
こういうのは、まるで子どもがいたずらをした後に言う言い訳のようだ。このような位置付けをしなければできないことなら最初からするなと言いたい。卒業式が終わったら校長はそそくさと教委に報告に行く。その姿の滑稽さが何よりもこの問題の姿をよく表している。