自立した教育

愛知・犬山市が画一性に反旗

 この記事を取り上げたのは、学力テストへの不参加を表明したからではない。自分たちできちんと判断をして不参加という結論を出した犬山市の姿勢に共感するからだ。
 自分たちで現場などと議論をしながら必要なら学力テストを実施すればいいし、必要がなければやらなくても良い。そういう判断を自分たちでできるということが一番大事。それこそ地方分権の教育であり自立した教育でもある。
 自分たちだけ違ったらという恐れや、批判されるのは嫌だということで、議論を十分に行わず改革を進めていく。そういうところが多い中で犬山市の行動はキラリと光る。こういう姿勢を持った地方自治体がもっと出てくることを期待したい。