愚かな人たち

北海道庁、私学補助金の査定項目に「国旗・国歌」

 北海道庁が今春、道内の全私立高校54校に対し、補助金の査定項目として「国旗掲揚と国歌斉唱の実施状況」の報告を求めていたことがわかった。道内では、道立高校の掲揚・斉唱率が100%であるのに対し、私立は掲揚率66%、斉唱率38%(06年入学式)。私立側は「金の配分権を通じて日の丸、君が代を強要しているようなものだ」と猛反発し、道は今回限りで査定項目から外すことを決めた。

 北海道庁の行為は,愚かであるというしかない。また,

 道は当初、調査は正当なものだとしていたが、反発の高まりを受け「私学の独自性に配慮しない無神経なやり方だった」と非を認めた。来年度は査定項目から切り離し、別途調査するとしている。

という馬鹿げた言い訳をしている。
 「教育の独立」という問題をきちんと議論すべきだ。一部ではこの問題を右翼・左翼の問題に矮小化して議論している。これは,「教育の独立」の問題であり,そうした議論への矮小化はすべきではない。