事実の究明も重要だが、早く落ち着いた環境を

筑前いじめ 補佐官らも派遣へ 政府を挙げて実態調査

 政府は福岡県筑前町の三輪中学校で2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺したとみられる問題で、25日に山谷えり子首相補佐官教育再生担当)や、教育再生会議の担当室長で「ヤンキー先生」として知られる義家弘介氏を現地に派遣することを決めた。文科省小渕優子政務官らを派遣、政府を挙げた異例の実態把握に乗り出す。

 事実の究明は必要だとしても、いつまでもこういうことを続けていると学校は落ち着かない。政府から何人も派遣する必要はない。ここまでくると、これは教育に熱心であることを見せつけるためのパフォーマンスではないかと邪推してしまう。そういうことよりも、早く子どもたちが落ち着ける環境を作ってほしい。