2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

これって、うまい例えだよね。って国の真ん中で叫ぶ

「菓子は余裕があれば」 小学校英語必修化を文科相否定 伊吹文科相は「おいしいケーキや和菓子は余裕があれば食べればいい」と、小学校での英語必修化について述べた。基本的に体を維持していくうえで大切なのは「たんぱく質やでんぷん質」と、国語などの基…

しつけってこうやるんだね

学生の茶髪とピアス、やめれば現金1万・続ければ懲戒 そうか。子どもをしつけるときはこうすればいいのね。良いことしたらお金をあげる。言うことを聞かないなら痛い目に遭わせるよと。若者に、しつけはこうするんだって見本を示してくれているのだろう。こ…

使い捨てられる人たち

安倍内閣は、教育再生会議というのを来月には立ち上げるのだという。また、伊吹文科相は小学校の英語必修化は必要ないのだという。そういう動きや発言に対して、全く反応しない人たちがいる。中教審の委員達だ。 教育再生会議にしても文科相の発言も中教審を…

矢内原忠雄の言葉

戦後十年にして日本の社会には急激な復古調が見え、一時火のように燃えあがろうとした民主国家・平和国家の理想追求の姿が後退して、浅薄な肉欲文学と享楽的な大衆文化と花やかな過去を回想する軍国調とが、教育に対する官僚統制の傾向と共に足をそろえてク…

南原繁の言葉

『南原繁著作集』第8巻に収録されている「日本における教育改革」の中で南原氏は次のように述べている。 ここにおいて、一つの問題は、わが新憲法はいまではあまねく人の知るごとく、主として司令部の原案に基づいて制定されたと同様に、わが国の教育基本法…

学習指導要領の記述云々という問題

よく、安倍氏や山谷氏などは、学習指導要領から外れた教育が行われている。大問題だ。なんて言う。 公立、私立を問わず、特に進学校などでは、学習指導要領などで決められている必修教科や単位数をきちんと守っている学校がどれほどあるだろうか。例えば、世…

安倍内閣組閣

文部科学大臣に伊吹文明氏、教育再生担当の首相補佐官に山谷えり子氏ということのようだ。伊吹氏は労働大臣や衆議院の文教委員会委員長などの経歴を持つけど、積極的に教育について発言したのを見聞きしたことはない。 この布陣を見ながら考えたのは、安倍首…

9・21東京地裁判決について(メモ)

憲法第十二条、十五条、十九条、二十三条、二十六条、三十二条、九十九条などとの関係 教育基本法第十条との関係について(学習指導要領、地教行法などとの関係も含めて) 教育基本法第八条との関係について(義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保…

これってマナー違反?

昨日、朝青龍関の表彰式の場面をテレビで見ながらふと思った。表彰式をやっているのに、会場にいる人たちが帰宅する姿が目立つ。これってマナー違反ではないの?とふと思った。 優勝した朝青龍関に敬意を表すなら最後までそこにいるのがマナーではないのだろ…

校長・教頭は単なる中間管理職

「校長・教頭に向いてません」と「希望降任」5年で3倍 文部科学省によると、全国の公立小中高校などで2005年度に自ら降格を申し出た管理職は71人。01年度の26人から3倍近くに増加した。このうち、教員にとって「初めての管理職」である教頭の降…

声高に叫ばない愛国

愛国心:どうなる日本−私の視点/11 声高に言う人間は信用しない /鳥取 石破氏は「論座」などでも同じようなことを述べている。 教育の効果はすごい。防衛を専門にやるようになったのは、北朝鮮の現状を視察したのがきっかけだった。当時の指導者は金日成…

大事なのは日常の地道な活動

[指導力不足教師]「安倍さんが心配するのもわかる」 社説では、まず 「制度が定着し、機能し始めた」。文部科学省はそう分析する。 指導力不足と認定された教師は、研修センターなどで一定期間、研修を受ける。その結果、学校に戻った教師が3分の1、研修…

教育基本法第十条をどう考えるのか

■【主張】君が代訴訟 公教育が成り立たぬ判決 ぜひ、産経新聞に教育基本法第十条についてどう考えるのか聞いてみたい。十分ではないが、今回の判決は教育基本法第十条に抵触するという判断を示した。そこに言及しないで、公教育が成り立たないなどと軽々に言…

両者の違いは何か

[国旗・国歌訴訟]「認識も論理もおかしな地裁判決」 こちらは、1954年1月22日 読売新聞の社説。 民主主義のいう教育の中立性とは、低い現実世界で争いあう権力政治を、高い理想の人間像に照らして公平に批判する中から生れ、現実の人間とその生活をそうし…

こんなことよく言えるものだ

<国旗国歌>小泉首相が違憲判決に疑問 小泉首相は21日、入学式や卒業式で日の丸に向かっての起立や君が代斉唱を強制したことを違憲とした判決について「法律以前の問題じゃないでしょうかね。人間として、国旗や国歌に敬意を表すというのは」と述べ、疑問…

ABEDAYに思う

ABEDAY。KOYASUさんの真似をしてみた。安倍氏が自民党の新総裁に選出された。マスコミは圧勝と言うけどそういう印象はない。なぜだろう。これから、教育基本法の改正が最重点課題となってくる。そうした中でできることは何かなと考えていた。 話は突然飛ぶの…

言いたかったことは

まず、何もかも常識、当たり前で覆い尽くしてしまう危険というエントリーに対して、直接またははてブの方に多くの方からコメントをいただき、とても感激しています。みなさん、ありがとうございます。いただいたコメントにきちんと個別にレスをすべきだと思…

何もかも常識、当たり前で覆い尽くしてしまう危険

よく、教員の言動について批判する際に、民間の会社組織なら当たり前のこと、常識だよということを言う。しかし、民間の会社組織の常識が教員に対しても本当に適用できるの?と思う。日経新聞のこの社説のような主張には、教育を経済と同一視して経済でうま…

教育の政治的中立

1954年1月22日 読売新聞社説を引用 社説 教育の中立性を破るは誰か 教員の政治活動制限問題については、さきに中央教育審議会が答申をした際にも、われわれは教育の反動化をいましめて、無理な法制化は避けるべきだと主張したのであるが、これを最大な目標と…

教育基本法第十条は形骸化している

こういう記事やそれにつけられているコメントを読むと、憲法の話に飛躍する以前に教育基本法第十条についてどう考えているの?と聞きたくなる。 教員の服務規程違反がこの問題の中心であるならば、「義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する臨…

我妻榮氏の言葉 教育と家族

昭和22年03月29日の貴族院本会議で「日本國憲法の施行に伴う民法の應急的措置に関する法律案」が議論された。その時の我妻榮氏の討論から引用。以下、議事録からの一部引用。 ○我妻榮君 只今上程されました三つの應急的措置に關する法律案の中で、民法の應急…

教育改革推進会議の設置に反対する

安倍氏が首相に就任したら首相直属の「教育改革推進会議」を設置するのだという。そこでは、次のようなことを行うのだという。以下、http://www.sankei.co.jp/databox/kyoiku/200609/060904b.htmlより引用。 安倍さんの教育改革は官邸機能を強化して行われる…

思いの強さ

最近、教育基本法について議論した帝国議会の議事録を読んでいる。それを読むと、当時の人たちの教育に対する思い、教育基本法に寄せる思いの強さを感じる。その当時の議論と比べると、先日の教育基本法改正についての議論は、とても薄っぺらな議論だなと思…

矢内原忠雄東大総長の言葉

1956年4月4日、参議院の内閣・文教委員会連合審査会において、矢内原忠雄東大総長は、臨時教育制度調査会の設置に反対の意見を述べた。その中で次のようなことを述べている。 教育基本法は御承知のように戦後における日本の教育憲法とも称すべきものであって…

子どもの暴力は表象にすぎない

2006年09月15日(金曜日)付 朝日新聞社説 子どもの暴力 学校だけの問題ではない まず、この社説の最後の部分を引用したい。 小学生の暴力を学校だけの問題に終わらせず、社会を見つめ直すきっかけにしたい。 こう主張しているにも関わらず、この社説では子…

さっそく

「はてなRSSにキーワードウォッチ機能登場」ということなので、さっそくサブアカウントを取得してhttp://r.hatena.ne.jp/kaikai000011/で「教育基本法」と「教基法」をキーワードに指定してみました。 役に立つのかどうか分かりませんが、パブリックモードに…

教育劣悪化への道

安倍氏、早くも人事着手!!…総裁選当確で頭の中は政権構想でいっぱい!? 浅川氏、山村氏が「B(政権入り有力)」と、ともに推すのが稲田朋美氏。「文部科学大臣に抜てきする可能性がある」(山村氏)という。 稲田朋美氏がなぜ、こんなに評価されているのか理…

いかに管理しいかに言うことを聞かせるか

ISBN:4569641350:detail 安倍氏の著書と一緒に読んでいたもの。感想は、サッチャーの武勇伝を聞かされている感じ。そして、自分たちもそういうことができたらいいなと思いながら書かれたんだろうなというのがよく分かる本。お薦めはしない。 内容は、教育、…

郵政民営化問題の二の舞にしない

教育基本法が郵政民営化の問題のように、きちんとした議論が行われないまま、改革推進派と抵抗勢力という対立の問題に矮小化されてしまわないかということを最近考えるようになった。 自民党と民主党との間でいくら議論が行われても、考え方に大差があるわけ…

日本の教育を考える10人委員会の提言

http://www.atpress.ne.jp/view/4897で知った。以下一部抜粋。 「義務教育は国民一人ひとりのライフラインであり、将来への投資である!」 日本の教育を考える10人委員会 2006年度 提言 日本の教育を考える10人委員会(委員長:立命館大学政策科学研究科教授…