2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

キョウイクカイカク

内閣府の規制改革・民間開放会議が出した「規制改革・民間開放の推進のための重点検討事項に関する中間答申」の教育分野に関する部分について少しだけ。 この答申の中で「教育バウチャー」に関して次のような主張をしている。 現在、教育の公的助成は学級数…

ゲンゴリョク

国語、学習の基本に 次期指導要領、言語力を重視 文部科学省が考えているのは、このようなものらしい。

つまらないこと

ゆとり教育世代:英語力、大学生の6割が中学生レベル−−独立行政法人調査 まず、こんなくだらない調査が世の中の何の役に立つのかということを言っておきたい。 記事では、 調査は全国14大学(国公立2、私立12)の新入生約4600人を対象に実施。語彙…

広く知ってもらいたいこと

オランダの社会と文化 日本と比較しながら(28) wakeiさんがこの中で述べられていることはとても重要なことだ。オランダにおける「教育の自由」の考え方。それを土台とする学校選択。アメリカやイギリスの新自由主義的な教育改革とは異なるものがオランダ…

どちらを選ぶ?

中学修学旅行に影響/県内 延期で費用負担増も/来年4月実施全国学力テスト 中学3年生と小学6年生を対象にした文部科学省の全国学力テストが来春実施されるが、県内中学校では時期が重なる修学旅行を延期するなどの影響が出ていることが27日、分かった…

こういう取り組みをもっと広めたい

教師が作る学力テスト…「現場の知」凝縮 教師自身に作問させる理由について、同県教育庁は〈1〉子どもがつまずきやすい個所など現状を知っている〈2〉授業の改善につなげる作問ができる〈3〉教師自身の勉強になる――と説明する。 本来なら学力テストはこの…

今後の教員養成・免許制度の在り方について(答申)について

今後の教員養成・免許制度の在り方について(答申) この答申について少しだけ書いておきたい。この答申では、これまで教養審の審議や答申で指摘されてきた課題についてどう取り組み、どういう成果を得られたのかといったこと、評価の結果としてどういう対策…

教科書採択の基準

『つくる会』教科書を採択 都立白鴎高付中『公民』で ここで言いたいのは、「つくる会」の教科書が採択されたことではなく、記事の 採択に際して、都教委事務局は事前に八社の公民教科書を比較した調査研究資料を作成し、委員に配布していた。資料は白鴎の教…

未だに増え続けている

[解説]4年制私立大学の定員割れ4割 今の私立大学の状況は、バブル破綻後の企業とよく似ているような気がする。規模を拡大したことが今足かせとなっている。必要な改革は全く実行されず、その場しのぎの改革でここまでやってきた。また、本当に必要な情報…

「ショクイク」何?

MOTTAINAI:食育を考える 「ショクイク」世界へ発信 「ショクイク」?それは、あらゆるものを解決する(解決すると思われている)ために考え出された魔法の言葉。「ショクイク」と唱えれば健康問題も教育問題も社会問題ももう怖くない。流行の最先…

問題を顕在化させるということ

毎日たくさんの問題が取りあげられ、報道されている。しかし、その一方で全く取りあげられないまま、多くの人に知られることもなく、深刻化していく問題もある。 そういう顕在化していない問題を顕在化させるためには、そこに問題はないか。より良くするため…

教育再生?

『教育再生』シンポジウム開催 教育現場を変える運動を開始 このシンポジウムでどんな議論があったのか分からないのであまり言えることはないのだけれど、annntonioさんのブログでバウチャー制度について少し触れられていたので、バウチャー制度について少し…

この差は何か。なぜこうも違うのか。

「今さら受けたくない」建築士再試験、猛反発で断念? この記事のように、教員が教員免許更新制に反対だと猛反発したらどうなるだろうか。教職員組合が反対を表明したらどうなるか。そこかしこから批判の声が次々と上がるだろう。しつこいが、その差は何か。…

そこにある差

法見直し迫る、この現実 障害者殺人判決 認知症の母殺害、被告に執行猶予つき判決 京都地裁 殺人罪に問われた母親に対し、福岡地裁は懲役5年の実刑判決を言い渡した。裁判長は判決理由で「献身的な介護など酌むべき事情もある」としながら「将来の生活や介…

なぜ「日本語」なのか

6割の外国籍小中学生が「授業の内容が分からない」(栃木) 県内の小中学校に通う外国籍の児童・生徒の約6割が、日本語が分からないために授業内容が理解できないことがあることが、宇都宮大の調査で明らかになった。 外国籍の子どもを教育するのになぜ日…

どうしても納得できない

教員免許更新制の法制化についての考え方 建築士免許の更新制は見送り 国交省「他資格と整合性」という記事を読んだ後ずっと考えているのだが、どうしても納得できない。 記事によれば、 現行制度では建築士免許はいったん取得すれば一生有効だ。だが、偽装…

整合性のない話

建築士免許の更新制は見送り 国交省「他資格と整合性」 教員免許では、これとは全く逆の理由・論理によって更新制が導入された。それとの整合性は全くない。建築士と教員との間にある「差」は何か。そこはもっときちんと議論されるべきではないか。

いろいろと見えてきた

教育基本法改正Q&A 気になった箇所をいくつか引用しておきます。 問1 今、教育基本法を改正するのは、何故ですか。 更に、戦後社会や教育現場においては、個性の尊重や個人の自由が強調される一方、規律や責任、他人との協調、社会への貢献など基本的な道…

学力観について

特定の課題に関する調査(国語,算数・数学) 調査結果に少しだけ目を通した。今回行われた調査はOECDの学力枠組みを前提としている。しかし、その学力枠組みは、一般的に考えられている学力の枠組みとは異なっているのではないかと思う。 一般に学校に期待…

学力低下は続くよどこまでも

小中学生「論理」が苦手 教育政策研の全国調査 文章書く学習、増やす必要=小中生に初の特定課題テスト−教育政策研 3+2×4=20? 四則計算、小6の4割誤答 学力テスト:漢字学習や書くこと、年齢とともに意欲低下 「子孫」は「こまご」…小中学生の学力…

こんな不見識なことをよく言えるものだ

「トラブルばかり報道しないで」/自民勉強会で講師の阿部氏 放射線に関する県の顧問も務める阿部氏は、学校などでの原子力教育の必要性を強調した上で、「フランスは原子力教育に力を入れたので、割と小さいトラブルは新聞に出ない。日本は教育を怠ったので…

たまには独り言を。そして頭の中の整理を。

教育基本法に関してあれこれ考えている。 法律で規定することで、制度等の硬直化や自由度の低下を招く。政府案、民主党案ともに法律に様々なことを盛り込もうとしている。法律で規定・規制すべきものと、行政に委ねるものとをきちんと区別し整理するような議…

通知表の役割は

小中校で通知表廃止 年4、5回評価 埼玉県熊谷市教委 この取り組みは、通知表を廃止することで、通知表の本来の機能を強化したということに注目したい。 通知表の本来の機能は、子どもや親に教師が評価したことをフィードバックすることだ。しかし、通知表…

こういう時代だからこそ

学習指導要領 一般編(試案) 昭和22年より引用 いまわが国の教育はこれまでとちがった方向にむかって進んでいる。この方向がどんな方向をとり,どんなふうのあらわれを見せているかということは,もはやだれの胸にもそれと感ぜられていることと思う。このよ…

あれかこれかではなく

時事通信社「内外教育」 2006年7月4日 第5663号より引用。 《二分法思考と単一価値観による改革の害》 前日本国際教育支援協会理事長 福田昭昌 善でなければ悪、悪でなければ善。かかる二分法の思考は、事の複雑な要素を大胆に切り捨てるので分かりやすい。…

子どものことを考えるなら

県学力テスト:在り方を検討 文科省の「全国」実施受け−−重なる時期、趣旨 /岡山 文部科学省が来年度、小学6年と中学3年を対象に「全国学力テスト」を導入するのを受け、県教育庁は県独自の学力テストの在り方を検討している。趣旨や時期(4月)が全国テ…

現場にいてこそ意味がある

「実務家」教員の在り方に関して 岩田康之氏が提出した資料の中で実務家教員に望まれる資質として次のようなものを挙げている。 「知識や事例の豊富さ」<コーディネーターとしての力量→ 実践経験を持つ院生たちの「事例」の相互交流・構造化のコーディネー…

学習指導要領の不思議

国旗・国歌の問題や教科書などの問題には必ず「学習指導要領」が登場する。そういうときの役回りは水戸黄門の印籠。学習指導要領にこういう記述があるではないか。とそれを根拠に「悪」は成敗される。元々は「試案」だったものがいつの間にか悪を成敗する根…

こういうのはどんどん広報しよう

「教育基本法」改正で学校はどう変わるの? 文部科学省に聞く【2】 この中にはっきりと教育基本法改正の意図が示されている。こういうのはどんどん広報して教育基本法を改正したがっている方々の意図を知ってもらいたい。 この中で、板東久美子氏は 改正案で…

よく分からない

授業料滞納で卒業“延期” 法的根拠なく 今春県立高校 この記事では、問題にされていることについて経緯などが全く書かれていない。だから、何が問題なのかよく分からない。教育長の説明では、。「教育長と言えど、学校長の判断で適切に指導をしたと言っている…